[ テーマ: 全業種向けコンサル日記 ]
2012年1月30日23:53:57
先日、林業・製材(木材)業界の経営者が集う研究会にて
ゲストスピーカーとして招待され、30分ほどお話をしてきました。
ボクにとってまったくの異分野ですが、この研究会の主催者が
前職のコンサル会社時代の後輩で、ともに衰退期に該当する
業界で「高付加価値づくり」をテーマとしたコンサルティングを
してきた仲なので、その関係性で依頼された次第です。
(※ボクは紳士服業界。念のため。)
もちろん異なる部分を挙げればキリがないのですが、共有できる
部分は意外と多いのです。
それを、実際に話を聞いてくださった皆様のコメントからも、
逆にあらためて教えていただけました。
これはたぶん、ほとんどの業種に当てはまるのだろうと思います。
●参加者のご感想A
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紳士服業界と木材業界。
全然違う業界なのに共通点がいっぱい。
多様化するニーズの中で、
選択と集中によって圧倒的なブランド力を手に入れて、
素材メーカーにもかかわらずゼニアは一人勝ち状態。
イメージ戦略とコミュニケーション力が決め手になる。
さらに情報発信によってニーズを作り出していく。
商品が違っても手法は同じ。
今度、紳士服店へ行って勉強してきます。
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●参加者のご感想B
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昨日の研究会へは、スペシャルゲストとして、
オーダーメイドスーツのブランディング・マーケティングを
手掛けておられる方が講演してくださった。
紳士服業界も、市場規模は縮小の一途。
ニーズが多様化する中で、
一方で「素材」のことなど、わかっている消費者は少なく、
販売員が選択肢を提示してあげ、
しっかりとコミュニケーションを取っていくことが大事。
そして販売員に負担をかけ過ぎず、作り手も臨機応変に動き、
川下~川中~川下の協力をしていくこと。
これって、まさしく、林業~住宅業界と同じ構図で驚いた。
林業界ばかり見ていると、その世界だけでどうしたらよいかもがき、
考えがちで、本当にそれが正しいのか、
時には見えなくなることもあるだろう。
そこを、他の業界を見てみると、
自分の業界を客観的に見ることができ、
また類似点や違う点を洗い出し、今の方向性に納得したり、
改善点が見つかる。
そういった意味で、今日のゲストはとてもよかったと思う。
スーツ生地の工場=山・製材
販売員=工務店
そうやって置き換えてみることも、頭の整理になった。
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大変ありがたいご感想です。(後輩が送ってくれました)
お伝えしたかったことが、しっかり伝わっていたことにもほっと
ひと安心しました。
そう、ボクが20年近く見てきている紳士服業界は、かなりいい
事例が詰まっているのです。あまりにも急激に変化してきた業界
なので、他の業界がそこから学ぶことは多いはずなんですね。
ボク自身も、紳士服業界のコンサルティングをやりながら他業種
のコンサルも受注し始めたころ、とてもやりやすいことに気付いた
時期がありました。
シンプルに言えば、こんな感じです。
①戦後、「服をつくる技術」を持つ会社がどんどん成長した。
②その後、「服を大量に売る技術」を持つ会社がどんどん成長した。
③でも、「服をつくる技術」側はずーーっとのんびり過ごしてきた。
なぜなら、「客層」も「使用素材」も「販売価格」もすべてが全然違う
世界だったため。確かにそうだった。変化はゆるやかだった。
④そんな中、②の競争激化はどんどんどんどん進んだ。
⑤そして・・・・・・、「服をつくる技術」を持つ会社は激減し、
「服を大量に売る技術」を持つ会社の中では一部の圧倒的勝利が
ほぼ確定し、競争は残ったものの全社とも成長は停滞・・・。
①~⑤のストーリーがいったい何を物語っているのか。それは、
『あったはずの“価値”がどんどん無くなっていった』っていうストーリー。
考えれば考えるほど、とてもおそろしいストーリーですよね?
でも、事実なんです。
競争してるだけでもダメ。技術を守ってるだけでもダメ。
そんなことが凝縮された業界なのです、紳士服業界は。
で、そんな業界でボクがコンサル支援によってクライアントの業績を
実際に伸ばすことができているのは、やはり『高付加価値づくり』
なんです。まさに当り前中の当り前なんですが“経済活動”の基本は
“価値”と“通貨”の交換。“価値”を高めない限り、利益を増やすこと
はありえないのです。
『高付加価値づくり』の内容やプロセスは業種ごとに違ってくると思い
ますが、どんな業種・業界であっても各社で取り組むべきこと・業界
全体で取り組むべきこと、などをしっかり整理して考えやっていけば
きっと道が見えてくるだろうと思います。
古くからある衰退業種でも、必ず何か道があるはず・・・です。
信じて、頑張っていきましょう!
[ テーマ: 石本亮の思いや約束 ]
2011年12月30日14:27:31
昨日、たまたまテレビを見たら『カンブリア宮殿』が放映されていて
珍しく、テレビで“いいシーン”が多かったので少し書いておきます。
(※録音したわけじゃないので、各氏の発言そのものではない)
元ソニー会長の出井氏の発言;
『今の日本のものづくりは世界で見たら“いらないもの”しか
作ってないのかも知れない。低価格のいい品でもないし、
世界レベルのハイエンド品もない。中級の、誰も買わない
ものばっかりなんじゃないか』
『アップルを見て・・、あのような戦略にシフトすべきだったと
反省している』
小池栄子の『若者はどう頑張ればいい?』の質問に対して。。。
村上龍氏;
『おじさん達の言ってることをまともに聞いてはいけない(笑)
自分たちで考えるべき。』
古賀氏(元官僚);
『反逆を起こすくらいのことを意識すべき。今の日本の状態は
絶対に続かない。自分達で変えるか、破綻するか。だから、
それを見越して行動すべき。あと3年が勝負。』
『大阪の橋下市長の当選は “圧勝”と言われるが20万票差。
60%という驚異的に高い投票率を実現できたから…の結果。
10%低かったら負けてた。いつもよりも若者が行動したから
橋下氏が勝った。こういうことが大事。』
以上、大きく印象に残った部分だけを記した。
実際に使われた言葉は違うかもしれないが、概ねこんな感じ。
こういう大人(反省もこめて、若者的な中長期視点になれる方)が
もっと増えることを祈りたいし、そう活動したい。そしてますます、
こういうことを理解・共感できる同世代を急いで増やさねば……
と、改めて思えた“いい内容”でした。
[ テーマ: 地元(阪神間)でやりたいこと ]
2011年10月23日21:28:00
みなさん、こんにちは。石本です。
おかげさまで、起業してからもうすぐ丸3年になろうとしています。
ここまでにも色んな経験をしましたが、まだまだ発展途上。
“時代の大転換期”をチャンスとみて荒波に飛び込んだわけですが、
今年は「東日本の大震災」と「動かぬ政治」と「世界の金融不安」という
最強クラスの3災害に加え、twitterとfacebookという2つのSNSが
ものすごい急速に拡大&浸透して一種の“情報伝達革命”を起こし、
総合的にさらなる大転換へと世の中が一歩前進した年だと、ボクは
認識しています。
ますます混沌としてきている・・・そんな感じですね。
支えてくださっているお客様方や仲間の皆様には感謝しかありません。
本当にありがとうございます。
でも今日はそういう類の話ではありません。
当社が(というかボクが)地元でやろうとしていることを記述させて頂きます。
ボクは関東で数年間暮しましたし、一時期は東京の丸ノ内(日本一級の
家賃と言われるオフィスビル)に座席があった時期もあります。
かなり刺激的で、とても面白かったですネ、やはり。
でも、大好きな地元に帰ってきています。この辺の“良さ”が忘れられなくて。
ところがどっこい。
大好きだった阪神間(芦屋や西宮周辺)にも、やはり大きな変化が
来ていました。全国の地方都市と同様の現象、「大型店の台頭」です。
ここ最近の数年間で、一気に増えているんですね、大型店が。
・ららぽーと甲子園(2004年開業、約150店舗)
・阪急ガーデンズ(2008年開業、約270店舗)
そして、電車なら10~20分で行けてしまう大阪や三宮という大都市。
特急や新快速が増加したり、駅が増えたり。
特に大阪は百貨店の増床ラッシュの真っ最中。
大手の勢力によって、中小零細企業やショップが減ってしまう!
その町の“らしさ”が減ってしまう!!(またココでも?!)
ボクは、決して大企業や大型店を非難したいわけではありません。
競争社会ですから、競争を嘆いても仕方がありません。
中小零細企業や個人商店などは、もっと色々と工夫していきましょうよ!
ってことが、言いたいのです。
ボクは以前の勤務先で全国の様々な中小零細企業の業績アップ支援を
やっていました。それは今も続けていますし、今後もやりたい仕事です。
なぜそう考えるのかというと、色んな意味で、世の中を左右する仕事だと
認識したからです。“家族的”な会社が多いんですよね、まだまだ。
じっくりと人材育成に取り組んでおられる経営者や幹部社員が、実に多い。
また、地元に対する愛情や感謝の気持ちがあり、本気で“地域貢献”を
考えておられる方々も多い。
大賛成なんです。そういった方々の力になりたい!と、強く思うのです。
(たとえ大したことは出来なくても。こういう会社が効率最優先の会社に
負けてしまわないように応援する必要があると考えます。)
では、そこをどうやって実現していくのか?
ずばり、「中小企業など、弱者同士の協力」です。強力タッグしかないです。
そうなんです。ヨコの繋がりとかタテの繋がりに限らず、異業種とも繋がって、
中小零細企業は1社1社は小さくてもどんどん大きくなっていけるんです。
出会いがあって、学びや気づきがあって、何か新しいことが始まって・・・
そうやって皆で成長していけるはずなんです。
そうすればお客さん(消費者や取引先)も喜ぶはずだし。。。
そんなことをやっていきたいですね、地元エリアでは。
“生き残り競争”ではなく、前を向いて日々進んでおられる皆さんが
できるだけ多くの「雇用の場」と「人材育成の場」をつくり、地域社会が
どんどんよくなっていくことを追求して。
そうやって地域に深く根差し、地域貢献意欲が高いお店や会社こそが
地域から支持されて生き残っていくはずです。
もちろん、商品やサービスがそれなりの付加価値を持っていることも
重要ですが。。。
こういった思想・視点をベースとして、当社は「地域ブログ・ポータル」に
関わっていこうと考えています。